マインドセットを変えることは、人生における大きな成功の鍵です。
皆さんの中には、「マインドセットという言葉をよく耳にするけど、どういうこと?マインドが変わると何が変わるの?」と疑問を感じてる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、マインドセットの意味から種類や効果的に変えるコツまで詳しく解説します。
人生を好転させたい方、成功や成長を望む方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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マインドセットとは?
マインドセット(mindset)とは、元々はアメリカの心理学者キャロル・スーザン・ドウェックが提唱した心理学用語です。
人間が持つそれぞれの「無意識の思考」「行動パターン」「固定観念」「思い込み」「物事を捉える時の思考の癖」などを総称しています。
ちなみに、ビジネスにおけるマインドセットの意味もほぼ同じですが、「考え方の基本的な枠組み」というような意味合いで使われています。
つまり、マインドセットがその人の思考や行動の根幹を形作っているため、人間の成功や成長が見込めるかどうかは、このマインドセットの状態によって変わると言えるのです。
ただ、ふだん自分がどういった思考パターンや価値観で生きているのか把握できている人は少ないかもしれませんね。
生まれてからの成長過程で形成されていくもので、無意識レベルで刷り込まれているものですが、意識や習慣化によって、いつからでも変えることができるものだと理解しておきましょう。
心理学におけるマインドセットは「成長マインドセット」と、「固定(停滞型)マインドセット」の2種類があり、人はどちらも持ち合わせているとされています。
それぞれについてみていきましょう。
成長マインドセット(グロースマインドセット)
成長マインドセットは、別名を「しなやかマインドセット」とも呼ばれ、人の能力や資質は努力次第で成長させることができるとする考え方です。
この考え方を持つ人は、物事を前向きに捉えられることから、何事にも挑戦する、努力をする、粘り強く頑張るなどの行動を取れるという特徴があります。
また、無理難題に直面したとしても、そこから何かを得られる絶好のチャンスと考え前進していきます。
つまり、成長マインドセットを持っている人は、常に前向きにとらえて、何が起きても自己成長につなげられるのです。
固定マインドセット(フィックストマインドセット)
固定マインドセットは、別名を「硬直マインドセット」とも呼ばれ、人間の能力や資質は生まれ持ったもので、努力しても変わることはないという考え方です。
この考え方を持つ人は、新しい挑戦を避ける、失敗や困難を過度に恐れる、自分が変化するのを嫌うという特徴を持っています。
さらに、問題を解決できない場合には、自分はダメな人間だと決めつけて、なかなか先には進もうとはしない傾向にあることも特徴といえるでしょう。
つまり、固定マインドセットを持っている人は、自分の限界を決めてしまって、挑戦すること自体を避けてしまう傾向にありますが、誰しもが持つネガティブな考え方であることを理解したうえで向き合っていくことが重要です。
ビジネスにおいて重要なマインドセット
最近では、ビジネスにおいてマインドセットが重要視され、マインドセット研修を行う企業も増えています。
では、なぜビジネスにおいてマインドセットを変えようということがよく言われるのでしょうか。
それは、マインドセットの良し悪しで、仕事に対する取り組み方やメンタルの保ち方が変わってくるからです。
成長マインドセットは仕事をするうえで望ましい在り方であり、ビジネス成功のカギだと言われています。
ポジティブなマインドセットを持っていれば、モチベーションを持って業務に取り組むことができますが、ネガティブなマインドセットを持っていた場合、業務の効率も悪くなり、誤った判断をしてしまう可能性もあるでしょう。
例えば、プロモーションで結果が出せなかった場合、「どこが悪かったのか分析して次に活かそう」と考える人と「 自分の実力では次も良い結果が見込めないだろう」と考える人では、どちらが仕事を成果に結びつけられるかどうかは明白ですよね。
また、成長マインドセットを持った人は、チャレンジし続けることで、自然とスキルアップするでしょう。
つまりビジネスにおいては、マインドセット次第で成果と成長のスピードに大きな影響を与えるため重要視されるのです。
マインドセットを形成する5つの要因
人の行動を決めるマインドセットを形成している要因はひとつに絞り込めません。
もって生まれた性格などの先天的な部分もありますが、それ以上にその後の社会生活において、後天的に形成される部分のほうが大きいといえるでしょう。
ここでは、基本的な要素について詳しく解説します。
家庭環境
育った家庭環境は、マインドセットに大きく影響を与えます。
親の考える育て方や教育方針などは、もちろん家庭によって異なりますから、その環境で形成されるルールや価値観がマインドセットを作り上げるといえます。
特に子供の頃は、親の言っていることが正しいと思ってしまいますよね。
例えば、親からいろいろと口出しされ厳しい環境で育った人は、固定マインドセットの考え方になりがちで規範に沿った生き方を好んだりと、育った環境はマインドセットの形成の要因になるということです。
受けてきた教育
私たちは、義務教育の9年間と高校や大学、専門学校など、かなり膨大な年数を費やして学びます。
その環境で形成されるマインドセットは、成長期に過ごす学校生活を通して、受けてきた教育や、周囲とどのような関わりをもったかが大きく影響します。
教育内容はもちろんのこと、集団行動がメインの学校生活では、人と違うことをするのはよくないという固定概念が植え付けられたり、友人関係や教師との関わりの中で、考え方の影響を受けることもあるでしょう。
過去の経験
マインドセットを形成する大きな要素の一つに、過去の経験が挙げられます。
誰しもが、過去のさまざまな経験を通じて考え方や行動パターンを形成しているのです。
例えば、過去の成功や失敗の経験によって、自身が感じる得意、不得意が形成されることが良い例でしょう。
過去にチャレンジして成功したことは、自分の得意な分野として積極的になれても、かつて失敗を経験した分野においては、できるだけ挑戦を避けてしまう傾向にあります。
先入観・思い込み
先入観や思い込みもマインドセットに深く影響しています。
これらは生まれ育った環境や幼少期の親からの刷り込みをはじめ、メディアからの情報や影響を受けた人物の思考など、さまざまな要素で形成されます。
先入観や思い込みは、すべて正しいと信じ込んでいるため、マインドセットの中でも特に変えることが難しい要因とされ、人によってはマイナスの影響を他者に与えかねません。
例えば、多様性を認められない差別や偏見を生むほどの強すぎる先入観は、周囲の意見を取り込む時の障害となり、第三者と敵対関係に発展する可能性があるでしょう。
社会における暗黙のルール
暗黙のルールも、マインドセットの形成に大きく影響しています。
社会や組織には、明言されていないものの、場の空気を読むマナーや遵守するべきと思われているルールがあります。
ただし、企業や組織、所属するコミニティーなど周囲の環境の変化に伴って変わることが一般的なため、絶対とは言い切れないのが特徴です。
マインドセットを変える効果的なコツ10選
「マインドセットを変える」というのは、固定マインドから成長マインドへと変えることです。
ただし、無意識の思考が影響しているマインドセットを変えるときは、意識的に変えていく必要があります。
ここでは、具体的なマインドセットの変えるコツを解説していきますので、参考にしてくださいね。
自己分析をして自身のマインドセットを自覚する
マインドセットは、前述したように考え方が大きく影響しますから、自分の思考パターンを知ることで、マインドセットを変えることが可能です。
私たちは気づいていないことには対処できないので、最初に自己分析をしてマインドセットがどのような状態かをまず自覚しましょう。
ほとんどの人は成長マインドセットと固定マインドセットを両方持っていますが、状況や環境によってその状態が変わります。
そのため自分はどのような状況、環境であれば成長マインドセットを持つことができ、逆にどのような状況や環境で固定マインドセットになってしまうのかについて把握することが重要です。
普段は成長マインドセットであっても、苦手な分野ほど固定マインドセットになっている場合が多いので、まずは紙などに書き出していくとよいでしょう。
例えばビジネスにおいて分析するなら、自分の業務を書き起こし、どの分野において固定マインドセットとなっているのかチェックしてみるのが良いかもしれません。
ただ、苦手な部分と向き合う必要もあるので、精神的につらくなる場合は無理をせずに、少しずつマインドセットを自覚するのが望ましいでしょう。
徐々に向き合うことに慣れていくことが、固定マインドセットを変えるきっかけとなります。
目標を言語化する
まず最初に目標を明確にし、それを言語化しましょう。
そうすることで、未来への道筋を明確にし、マインドセットを変える動機も具体化されます。
さらに、目標達成に必要となる具体的な行動を決めていきましょう。
いつまでに何を達成するのかという期限まで詳細に設定するのがおすすめです。
具体的に想像した未来のイメージが意識の中に定着しやすくなります。
目標を行動に移しながら途中経過を分析、評価し、改善しながら目標達成を目指していくとよいでしょう。
例え思ったような結果がでない時でも、「どうせ自分にはできない」というような固定マインドセットにならないように、改善して対応してきた経験を意識的に自信に変える捉え方をし、次につなげていきましょう。
自分の常識や信念にとらわれない
人は、それまで得た知識や経験などから価値観や信念を形成し、それを基準にして生きています。
そのため、それが原因で苦しい思いをする場合もあります。
自分にとっての常識が絶対に正しいという考え方にとらわれないようにしましょう。
自分の常識や固定概念に固執していると、周りの意見を取り入れることをしなかったり、新しいことに挑戦しなかったりと、自分の成長を妨げてしまうことになりかねません。
マインドセットを変えるには、自分が正しいという考え方やそれまでのやり方に疑問を持ち、別な視点があるかもしれないという気づきが重要です。
失敗を恐れない
挑戦に失敗はつきもの、100%成功するわけではありません。
そして、失敗は誰だって怖いものですよね。
ただ、失敗を恐れて行動できないことほど、残念なことはありません。
固定マインドセットを持っている人は、「失敗したらどうしよう」「失敗は繰り返したくない」など、失敗を重く受け止めすぎて、挑戦の意欲を失ってしまうことが多い傾向にあるのです。
一方、成長マインドセットを持つ人は失敗を前向きに捉え、「失敗は成功への通過地点」「行動しないことこそが失敗」と捉えています。
挑戦しなければ成功はありません。
また、失敗することで、成功するための改善ポイントが分かってきます。
このように失敗を恐れないでチャレンジしていく姿勢がとても大切です。
「しなければならない」を「することができる」に置き換える
あなたは何かに取り組むときに「〜をしなければならない」と考えがちではありませんか。
もしそうだとしたら、たとえ好きなことでもその作業は、やらされてる感が出てストレスになってしまいます。
「〜をしなければならない」というのを「〜をすることができる」に意識して置き換えてみましょう。
義務ではなく、チャンスだから自ら取り組むという考え方に変えるのです。
例えば、スキルアップのために資格の取得に挑戦する際、「勉強をしなければならない」と思ってしまうのを、「勉強することができる」と置き換えます。
勉強して資格を取得した先に良い未来が待っていると報酬のように感じられ、やる気が出てくるでしょう。
また、自主的に取り組んで目標を達成できたときには「無理やり資格を取らされた」ではなく、努力してチャンスを掴み取った自分を認められるのです。
他の意味を見出してみる
悪いことや予期せぬことが起きると、ネガティブな状況に陥ることがありますよね。
そんなときは、そこにはどんなプラスの意味があるのかを考え、ポジティブな側面があると思う理由をすべて挙げてみましょう。
例えば、企画が却下された状況では「難易度の高い企画に挑戦するチャンスをもらえた」と考えることもできます。
物事の善し悪しは、自分の考え方次第で変えられます。
無理やり前向きな思考に変えるのではなく、納得できるように状況の良い側面を見つけることで、ネガティブな考え方から抜け出し、成長マインドセットに変えていくことができるのです。
マイナスな現象をすべてプラスに持っていくことは難しいですが、少しでも他の意味を見出せないか実践してみましょう。
否定的な考えに「まだ」を加える
固定マインドセットの傾向の強い人は、自分のことを否定しがちです。
新しいことに取り組む時に、「私には無理かもしれない」と尻込みしたり、たとえ成功できたとしても「次は失敗するかもしれない」とネガティブな考えを持ってしまいます。
言葉の力はとても大きいので、普段使う言葉を少し変えるだけでも、思考は変わっていくとされます。
変化させていくには継続することが大切ですから、簡単なところからゲーム感覚で取り組んでみましょう。
ネガティブな言葉の前に「まだ」という言葉をつけ加えると、ポジティブな言葉に変わり使いやすいです。
例えば、夢や目標がない→「まだ」夢や目標がない
自分にはわからない→「まだ」自分にはわからない
この「まだ」をつけるだけで、現在の状況は一時的なものに過ぎないと考えることができ、自分は成長の過程にあると将来の可能性を語っていることになるのです。
新しいことを学ぶ習慣を持つ
考え方を変えることは、とても難しく感じるかもしれません。
そんな時は、本を読んだり、セミナーに参加するなど、新しいことを学ぶための行動へ変えていくと良いでしょう。
学ぶ対象としては、自分の興味のあるものからで構いません。
新しい知識をインプットすることは、マインドセットを変えることにおいて重要な要素なのです。
なぜなら、知識を得ることで新たな視点を得て視野が広くなったり、柔軟な考え方ができるようになるからです。
また、今までやったことがないことに、勇気をもって取り組んでみることは、新しい自分と出会うことにもなるでしょう。
つまり新しいことを学ぶことは、今までとは違う気づきが考え方に加わるため、マインドセットを変えることができるのです。
さらに、新しい知識や情報など学んだことをアウトプットする習慣をつけると、マインドセットを変える近道になります。
周りの環境を変える
マインドセットは、周囲の環境や人間関係からも影響を受けます。
ですから、住む場所や付き合う人を変えることで、マインドセットは変えられると言えるでしょう。
他にも、毎日のルーティーンを変えることも、新しい価値観や生活パターンに触れることになります。
また、マインドセットを変えたいなら、自ら新たな環境に身をおくことも大切です。
固定マインドセットの性質が強い場合、周囲の人たちも同じようなタイプの人が多い傾向にありますから、少しずつでも成長マインドセットを持つ人と関わっていくと良いでしょう。
ポジティブな人に囲まれていると、自分も前向きな気持ちになれるもの。
そんな人達と行動を共にしたり、行動を真似してみたりすることで、徐々に自分の思考も変わっていきます。
行動を変え成功体験を積み重ねる
マインドセットは、頭のなかで考えているだけではなかなか変えられないので、やってみたいことがあれば、まずは行動してみましょう。
どんな小さなことでも行動し成功体験を積み重ねていくことで、自分の成長を実感することができます。
それが自信に繋がり、考え方をポジティブに変えていくことができるのです。
さらにモチベーションが上がるので、また新たな行動ができるようになります。
また、結果も大切ですが、マインドセットを変えるには、まずはプロセスや行動自体を評価するのも大切なポイント。
気になるセミナーに参加したり、先延ばししていたことに取り掛かっただけでも一つの成功です。
まずは小さくても一歩を踏み出してみましょう。
自分の努力を認めることで、成功体験を積めるようになります。
まとめ
【マインドセットとは?】
人間が持つそれぞれの「無意識の思考」「行動パターン」「固定観念」「思い込み」「物事を捉える時の思考の癖」などを総称している
・成長マインドセット・・人の能力や資質は努力次第で成長させることができるとする考え方
・固定マインドセット・・人間の能力や資質は生まれ持ったもので努力しても変わることはないという考え方
【ビジネスにおいて重要なマインドセット】
ビジネスにおいては、マインドセット次第で成果と成長のスピードに大きな影響を与えるため重要視される
【マインドセットを形成する5つの要素】
- 家庭環境
- 受けてきた教育
- 過去の経験
- 先入観・思い込み
- 社会における暗黙のルール
【マインドセットを変える効果的なコツ0選】
- 自己分析をして自身のマインドセットを自覚する
- 目標を言語化する
- 自分の常識や信念にとらわれない
- 失敗を恐れない
- 他の意味を見出してみる
- 否定的な考えに「まだ」を加える
- 新しいことを学ぶ習慣を持つ
- 周りの環境を変える
- 行動を変え成功体験を積み重ねる
今回は、マインドセットの意味から種類や効果的に変えるコツをお伝えしました。
ぜひ固定マインドセットから成長マインドセットに変えるための行動を起こして、あなたの人生をよりよい方向にシフトしていきましょう!
ただし、自分らしく幸せな人生にしたいなら、マインドセットを変える前に知っておきたい重要なポイントがあります。
それはあなたの「天命」を言語化することです!
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